HOME › 心の技術 8人制を見に行きました。

心の技術 8人制を見に行きました。

心の技術    8人制を見に行きました。



こんにちは。エスティーロヒダの岸田です。
エスティーロヒダは公式戦までの冬期間に入ります。

雪を勝利するための『要因』にするか、
敗戦の『敗因』にするかは、僕たちの取り組みの仕方次第になると思います。


人工芝やグラウンドを使えないことを言い訳にはせず、それをどうやってチームの優位性に変えていくかを選手たちと話したいと思ってます。

人工芝があり、ナイター施設があり、高額なお金で最高の施設を作り続ける日本サッカーも、

スパイクすら履いておらず、
ぼこぼこの道で真っ暗の中、石ころをゴールに見立てて、ストリートサッカーをしている南米の選手に完膚なきまでに負けています。


雪程度が言い訳にならないということです。


『技術よりも心の技術が必要』という尊敬する方の言葉が身に染みます。

不利な状況を言い訳ではなく、材料にする心の技術を冬に身につけていきます。

苦労は成長の薬ですので、工夫次第ではさらに強いチームになれると確信しています。
頑張りましょう。

トレーニングマッチを行い立て続けに負けが続いていますが、悪くない印象です。
ビルドアップ時に選手たちが判断し、ポジショニングを選んでいる姿勢が見受けられました。

日枝中学校さんとの試合では細かい部分の努力を怠り失点しているシーンがありますが、
メンバーもポジションも変わっていることもありコミュニケーションやユニットプレイがうまくいかず。

この冬の期間はどんどんいろんなメンバーを起用し、たくさんのことを試していく機会にしたいと思います。 もちろん選手たちも冬を越えた後には公式戦が待っていますので、
しっかりと『積み重ねる努力』を続けて欲しいです。


最近はリフティングテストを行っていますが、リフティングの向上という目標もありますが、『どれだけ苦手なことに対して向き合えるか』のテストでもあります。

このノルマだけ達成しようとする選手は得意な右足だけでクリアしてきます。

与えられたノルマが動機ではなく、『自分がうまくなるため、活躍するため』がその選手の動機なら両足を使ってできるようにしたり、ノルマ以上の回数を目指して行うはずです。

両足でできる選手は大体2,3人ですね。クリアすればその努力は簡単にやめてしまう。


受動的な努力(義務)なのか能動的な努力(自分で決めた)なのかはその選手の取り組む姿勢を見ればわかります。

2年後には圧倒的な差がついてしまっている。

このリフティングテストは『心づくり』であって、足の技術を高めながら、心の技術を高めるトレーニングをしているんです。それを気づいている選手は何人かいる。


積み重ねることによって、成長していく。準備することによって、結果が出る。
その最小単位のトレーニングを行っています。 


テストに受からず試合に出られない選手は悔しいかもしれませんが、心の技術が足りないです。足の技術じゃないよ。 それを十分認識してほしいものです。



話は変わりますが

昨日は初めて小学生の8人制の大会を見に行きました。
選手たちの気合の入った姿、ゴールを奪って喜ぶ姿、一生懸命走る姿を見て、とても楽しかったです。

一つ気になったのは返事の声の大きさや試合前や円陣などの場面ではたくさん声が出ているのですが、試合中になると『具体的な声』がまったくない。

カバーの声だったり、隣の選手を助ける声、ボールを呼び出す声、アドバイスする声などは皆無でした。

しかし身体能力の差が勝敗の要因を大きく占める小学生年代の中で、技術と戦略で勝ち抜こうとするチームもありとても見ごたえがありました。


目の前の試合に勝つことの大切さもありながら、その試合を糧にして成長していく『積み重ねの勝利』もあります。


僕は8人制こそ映像を撮って、選手たちが振り返るべきだと思います。

アイフォンで少し撮影して、見直しましたが、8人制はやっぱり面白い。

一人のポジションのミスやランニングコースの判断ミスで一気にチームの守備が崩れる。
一人の選手の瞬時のアイディアや発想で、一気にチームの攻撃が加速する。
選手一人の声やプレイがチームの雰囲気を一気に変える。

人数が少ない分、一人の選手の影響力が試合にかなり大きく左右します。


11人制よりも1人の判断の責任が重い8人制ですが、サッカーを『学ぶ』『真似ぶ』ことにおいては非常にいい勉強期間だと思います。


その瞬間の勝ち負けよりも、その試合でどれだけの『成長材料』を獲得するかが、
後から『長期的な勝利』につながっていくと思います。
試合をして、自分に足りないこと、反省点を発見して、次の週のトレーニングで、
改善するという繰り返しが必要です。

『今日はよかった』『今日は悪かった』という言葉だけの印象論はやめて、
しっかりと映像を見て、『事実を見る力』をつける。
『具体的に反省』するというものです。


映像って大事です。エスティーロにも保護者の方が映像を撮って、家で一緒に家族とみている選手が多数います。 素晴らしい取り組みだと思います。


テスト(試合)をしたら、答え合わせ、丸つけ(振り返り)をするようにサッカーもする必要があると思います。


育成年代では目先の勝利だけにこだわらず、
長期的な視点で見ていかないといけないと思いました。 



11人制を制するためには8人制を極める必要があるなと感じた1日でした。
僕はまだまだ勉強が足りません。僕も賢くハードワークしていきたいと思います。




【激闘を越えて分析し強くなる。あいまいな強さではなく、我々は『具体的な強さ』を追及する】

ジョゼ・モウリーニョ (元マンチェスターユナイテッド監督)の言葉です。



僕や保護者の方が今日の試合どうだった?と聞くと『よかった』『まぁまぁ』『あんまり』と答える選手たち。


それは『あいまい』であって、『具体的』ではない。
よって次の試合も次の次の試合も勝っても負けても『あいまい』な結果になります。

極論、優勝してもその理由が『よかった』なら、あいまいな結果のままであり、次は優勝できるかわかりません。

具体的な強さを選手たちには知ってほしい。
スポンサーリンク

コメントする

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。
削除
心の技術 8人制を見に行きました。
    コメント(0)